日曜の夕方、狙って見るわけではなく、なんとなく見ていることがある。
わたしは元気が出ないときに聴く、「Cheer!」というプレイリストを作っていて、まあだいたい、クサクサして死んだように生きてた20代に聴いていたものばかり集めてある。
うんうん、クサってたけど頑張ってたよって気持ちと、
クサってる中にもちょこっとだけある楽しかった思い出と
辛いことがあっても、この頃と比べものにならないほど
今のほうが恵まれてるさ!っていう確認(苦笑)?
で、何度となくこのプレイリストを聴いている。
プレイリストをシャッフルでスタートした時、最初に流れる曲が自分へのメッセージかも、と思ってiPhoneをタップすることもある。
わたしにとっての「チカラウタ」は、
竹内まりや「夢の続き」
竹内まりやの曲の中でもダントツに好き。
かなりマイナーだと思うけど。
時任三郎とジョニー大倉が主演していた「ハワイアン・ドリーム」という映画の主題歌。
↑ふるっ!!!1987年公開
映画の内容はともかく、エンディングで流れるこの曲にノックアウトされた。
その頃、一日の大半を占める仕事はとにかくつまらない、恋愛もなんだかいまひとつ。
何か始めようにも手取りの給料が少なすぎて何もできない。(←バブル真っ只中だったはずなのに、驚くほどお給料が少なかった)
若くてエネルギーに溢れているはずの年頃なのに、ぶすぶすと燻ってわたしを取り囲んでいる黒煙を、ぶわーーーーーーっと吹き消してくれるような、そんな明るさと、そっと背中に手を置いてくれるような優しさを、この曲に感じた。
いいことだけを信じるうちに
すべてを許せる自分に会える いつか
一番好きな個所。
口ずさんだら、いつも涙が出そうになる。
今がどんなに辛くても、いいことだけを信じて進もう。
すべてを許せる自分、というより、
"自分のすべてを許せる いつか"
と、何度も何度もこの曲を聴きながら
自分に言い聞かせている。