共感できるエッセイストとしてファンだった、雨宮まみさんが急逝した、と知った。
にわかには信じられない事実だった。
わたしが彼女の文章を初めて読んだのは、web連載「女の子よ銃をとれ」だった。
もう、いちいち「そうそう、わかる〜、わかる〜」と頷くところ満載の内容で。
あ、これが「こじらせ女子」なのね。
なんだ、わたしも「こじらせ女子」じゃん(だったじゃん、かな?)
ということに気付いたんだった。
本として出版されることになったからか、web連載のバックナンバーは読むことができなくなったのだけど、その後、「穴の底でお待ちしています」という悩み相談では、彼女の回答が、なんというか、
押しつけることもなく、
かといって突き放すでもなく、
独特の比喩を使いながら、
決して相談者や読み手を後ろ向きにさせないアドバイスをしている
のに感心していた。そして相談者の文章の裏側にある空気感(環境といったほうがいいのかなあ?)をすごく鋭く汲み上げるひとだなあとも思っていた。
そのセンスがすごく好きだったのになあ。
直接知っているひとではないのに、
彼女の死が、ちょっとひりっときた。