2016-11-14

カイロ・タイム~異邦人~


Huluで視聴。
まったく予備知識なく、映画の内容をざっと眺め、

女性誌の編集者ジュリエットは、パレスチナのガザ地区で働いている国連職員の夫マークと待ち合わせ、カイロで休暇を一緒に過ごす予定だった。しかし、マークはトラブルで到着が遅れ、彼女は見知らぬ異国の街で・・・


夫がトラブルに巻き込まれるサスペンスかな?
と見始めたところ、実は



切ないラブストーリー



だった・・・。orz。
しかもオトナのね、ラブストーリー。
そしてLOVEまでいかないラブストーリー。


主人公ジュリエット演じる女優さん パトリシア・クラークソン という人をわたしは知らなかったんだけど、上品なこと、この上ない。
駆け落ち結婚した息子と大学を卒業したばかりの娘がいるという設定なので、50代前半の役なのかな?ひょっとするとわたしくらいの年齢の役なのかも。
1956年生まれ。現在56歳。まったくオバサンぽくない。
細い!スタイルいい!お腹出てない!!!
作品中でいつもステキなワンピースを着ていて、彼女が画面に現れると引き込まれちゃうのね~。
醸し出す雰囲気が美しすぎる。ん~それはやっぱり、品があるからかなあ~。
セリフのひとつひとつが、なんだかとても美しくて、魅入ってしまった。


内容はというと、
見る側を焦らすだけ焦らして肩すかしの、切なく淡い恋?なんだけど、
なんだかわかる気がする、こんな感覚。

昔、大ヒットした「恋に落ちて」という映画を観た頃は、自分が若かったので


プラトニックなんてありえねー!
しかもアナタたち、いつも愛を確かめ合っちゃう外国人でしょ!


と正直思ったものだけど、
さすがにこの年齢になると、わたしがジュリエットでもこうするかもねと
共感しちゃうものなのね・・・。
なんかスッキリはしないんだけど、これでよかったよねえ・・・と
ちょっと心に沁みる映画だった。



エジプト、行ってみたい。