2015-12-25

クリスマスの思い出

むかしむかしのことでした。
よのなかはバブルと呼ばれた時代のことです。


当時わたしがはたらいていた金融業界はまだ週休2日ではなく、土曜は半ドンでした。←ありえねー その前に半ドンって言い方がもう通じてなさそう・・・



そのころ、ちょっといいなと思っていた男性とクリスマスイブにデートできることになり、仕事中は気もそぞろ。
大急ぎで仕事から帰るとめかしこんででかけました。
でも彼にはクルマがないのでわたしが自分の車を運転してお迎えにいきました。←これもありえないけど、当時のわたしには日常茶飯事
そして一路YOKOHAMAへ。響きだけはロマンチックですが、ノープランでした。



ところがクリスマスイブの首都高は大渋滞。
首都高にはトイレがありません
めかしこんでみたものの、寒い中薄着すぎるわたしは、モーレツにトイレに行きたくなりました。
でもトイレに行きたいと言ったところで物理的にトイレはないわけで、デートの相手にトイレに行きたいとは言えず、ひたすらガマンしていました。
たぶん、横浜まで4時間くらいかかったとおもいます。
山下公園出口も大渋滞で、できることならその場で車を降りて出口を突破したかったです。



なんとかトイレに間に合ってほっとしましたが(←ガマンしすぎてトイレがなかなか終わらなくて困った)、食事の予約をしていたわけでもなく、どこのどんなお店に入ってどんな食事をしたのかも覚えていません。←ノープランですから



「クリスマスだし、せっかくだから帰る途中でケーキ食べよう」
というやさしい彼の提案で、当時にわかにホテルが立ち並び始めた舞浜エリアへと戻りました。
ところが、舞浜エリアも渋滞の嵐
ただただホテルを横目に渋滞の中でひたすら耐えるふたり。
ようやく駐車場に車を停められ、ホテルへ入ってみたものの、これまたすごい人、人、人でお茶できるどころではありませんでした。



結局ホテルでトイレだけすませ、ケーキをあきらめて帰ることになりました。
彼を家まで送り、ようやく自宅へたどりつきましたとさ。




え?それだけなの?
なんのロマンスもないじゃん!




・・・っていう残念なクリスマスの思い出。
HA HA HA・・・