2015-12-18

ロマンティックな記憶

どちらかというと、過去のことは積極的に忘れるようにしている。
自分の中で重要だったかもしれない事実も、時間が経ってしまえば、なんで重要だったんだっけ?くらいの出来事と化している。
・・・というか、もはやそんなことがあったのかどうかの記憶も曖昧に・・・。
だって、「現在(いま)」があまりにも幸せだし楽しすぎるんだもん!(ありがたや、ありがたや・・・)



記憶というのは、たぶん、長い年月の間に、事実を自分の都合のいいように捻じ曲げてしまっていることも多いと思うし、事実自体を自分が勝手に勘違いしていたこともきっと多いだろう。



・・・ということも十分踏まえた上で、それでもなお、ふと思い出して浸ってみたくなる記憶というのもある。
ある季節が巡ってきたり、懐かしい音楽を聴いたりしたとき、そーっと取り出して、触れてみたくなる、ちょっとbittersweetな記憶。
その記憶は唯一、わたしが



上書き保存しなかった恋愛



なのかもしれない。
そしてたぶん唯一、



自分から好きになった恋愛




でもある。
ちょっとね、シチュエーションが特異すぎるというかドラマティックすぎて忘れられないっていうのもある。最近では、もしかして全部夢だったのでは?とすら思う。


あれから四半世紀経ってしまったけど、もっともっとおばあさんになっても、わたしはこの記憶を覚えていて、時々取り出してみたりするんだろうか?