2017-09-03

あしゆびは語る

ずいぶん前、雑誌の特集で見かけた「トウリーディング」を一度受けてみたいと、常々思っていた。
やっとそんなチャンスに恵まれ、8月の初旬、グループセッションに参加することができた。


例によって、わたしは自分の足が好きではなかった。
ひどい外反母趾で、お世辞にも素足が美しい足ではない。
海外のMehndiアーティストがSNSにアップしている、(メヘンディをほどこした)外国人の足元が美しくてうらやましいといつも思っていた。


グループセッションなので、参加メンバーの足で特徴的なことを、トウリーダーさんがピックアップし、そこに隠れた意味?のようなことを伝えてくれる。


親指が上を向いたわたしの足は、"神様に近い"足らしい(!)。
まわりの空気を感じ取りやすい、第6感も強い(!)


なんか納得。
何かに護られているって、最近強く思うし、
感受性が強すぎたり、感情移入も激しい。
その感情移入はちょっと想像の域を超えてると
自分で思うこともある。



小指の外側にもう1本指がありそう(第6の指)な足でもある。
いろいろ背負いこむらしい・・・


"ドラマチックな足、大変だったでしょう~"

と言われ、これまた妙に納得した感があった。


ドラマチックの真意はわからないけど、
思えば学生時代はずっと、周囲としっくりこない感がありすぎた。
ちがう、そうじゃない、と思いつつ、ひとりになるのが辛くて
自分の感情は無理やり周囲に合わせていた。
知らず知らず親から発せられるマントラに縛られて、自分を間違って
決めつけていた。
ずっと生き辛かった。
だからパニック障害になったのかもしれない。


パニック障害の症状が穏やかになるまで時間がかかったように、
自分を取り巻いてきた呪縛をときほぐすには、時間が必要だと思う。



そんな人生の顛末が、足や指に見てとれる。
じっと観察することで、気付くことがあって、
語りかけてあげたり、丁寧に扱ってあげることで
指が、人生が変わってくるという!


sole(足の裏)はsoul(魂)を表す


のがトウリーディングなのだそうだ。



そういえば、手の爪にも足の爪にもネイルをしなくなって、どれくらい経つだろう?
美しいネイルは気持ちがアガるけど、それによって素材(自分の爪)そのものが傷むのがイヤになった。
毎日ネイルオイルをたっぷり塗りこみながら、足指1本1本に語りかける。
わたしの足、大好き!と思えるように、
わたしがわたしらしく生きられるように、
丁寧に扱ってあげたい。